サインフォーラム東京 3月例会 イラストレーター講習会を開催

投稿者 : chiba 投稿日時: 2010-04-07 19:56:44 (3072 ヒット)

 3月6日(土)、サインフォーラム東京では、3月例会としてイラストレーター(Illustrator)の講習会を青山のインディ・フォルダー青山校にて開催した。参加者は15名。朝10時から夕方5時までのほぼ丸一日、一人一台のパソコンを使っての講習となった。担当は一條菊義氏((株)広彩社)と戸島健雅氏(アズマエスピー(株))

 イラストレーターは現在サイン(看板)業界ではほぼ標準的に使用されているadobe社のコンピューターグラフィックソフトで、現状、シート切文字加工やインクジェット出力、または意匠図、製作図面に至るまで業界内の多方面で利用されている。その分応用性も高く、ソフトの操作自体が一専門分野として成り立っている面もあり、企業によっては専門のオペレーターなどに任せる傾向もある。その様なソフトの講習会を若手経営者や営業職が多い当会の会員を対象に開催したのには、客先との打合せや社内業務においてどの様なデジタルデータが有効で業務の効率化に繋がるのかを知り役立ててもらう狙いからで、今回の講習会は「経営者、営業職が覚えておきたいイラストレーターの利用法」と題して開催された。

 講習はクラスを初級と中級以上の二クラスに分け、それぞれのクラスで専任の講師によって行われた。初級クラスでは、業者間でのスムーズなデータの受け渡しで時間的なロスを軽減できるようになることを目標に、簡単な作図から正しい入稿データの知識などを講習。中級以上クラスでは、起こりうるデータのトラブル回避策や新機能を利用した作図、実践的な広告作成などを講習した。どちらのクラスもサイン業界に特化した利用法を中心に講習。そして業務効率を上げるための知識修得とスキルアップを意識した講習内容だった。

 今回の講習会は東京都中小企業団体中央会の組合青年部研究会補助事業として事業費の助成を受けた形での開催。参加者は通常講習費の四分の一に満たない参加費で受講できた。そのこともあってか、参加者や参加できなかった会員から次回を期待する声もあり、今後第二弾としての開催を検討していきたいところである。